"多くの人がアップル製品を手にした際、アップルはきっと途方もない金額を開発に投じているに違いないと考えるでしょう。ところが実際にはアップルは開発に最もお金をかけていない会社のひとつなのです。<図2>は2009年の数字ですが、アップルは売り上げのわずか2.3%しか研究開発に投じていません。金額ベースでもマイクロソフトのわずか8分の1程度で、グーグルと比べても3分の1程度です。なお、この表にはありませんが、アップルの研究開発費はパナソニック、シャープ、ソニーなどの日本の大手と比べてもまだ低いのです。
明快な開発コンセプト、優れたデザインを開発工程の上流で生み出したうえで、そこから先の開発や製造はケチケチとシビアにやっていく。これがアップルの実像です。